『天気の子』感想 また空を飛びたくなる映画か

『天気の子』といえば陽奈を助けるために帆高が奔走するシーンとか須賀が自分のこと棚に上げて大人代表みたいな顔で帆高を説教するところとかいろんな魅力が溢れる映画なんですけど、そのどれよりも何よりも陽菜と帆高が空を落ちるクライマックスが最高。

雲も水も空も龍も全てが美麗で、陽菜を助けるための帆高の努力がついに実って陽菜と再会するもんだから盛り上がりも最高朝、それに合わせるかのように流れる『グランドエスケープ』の合唱パート。視覚と聴覚の2方向からぶん殴られて視聴者の心は満身創痍。地上波放送合わせて計3回くらい視てますけどクライマックスシーンでは毎回心が揺さぶられまくって震度7を記録。嬉しさとも楽しさとも異なる、興奮としか言えないような感情に毎度苛まれています。

青空より俺は陽菜がいい

天気なんて狂ったままでいいんだ

『天気の子』帆高

『千と千尋の神隠し』も『空の青さを知る人よ』も『天気の子』も、少年少女の物語では主人公達が空を落ちる。毎度毎度ヒットする映画内でヒーローとヒロインが手を繋いでクルクル回りながら空から落ちるものだから、私の中の高校生男児が「アレやりたい!」と声高々に叫んでいる。でもアレはあくまでフィクションだからできるのであって現実には一緒に空を落ちてくれるヒロインもいなければ空を落ちる予定もない。一体どうすれば…。

そういった悩みを持つ人向けのプランを設けるのはどうですかね?スカイダイビング協会さん?「あなたの名前は?」「ニギハヤミコハクヌシ!」とか「でも私が戻ったら…」「天気なんて狂ったままでいい!」みたいなやりとりをしながらインストラクターさんが手をつなぎながらスカイダイビングのお供してくれるプラン。世の中のアニメ映画オタク達がこぞって申し込むと思いますのでどうかご一考を。

そして地上に降り立った後に「料金45000円になります」って言われる。レンタル彼女かよ。

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