全神話で最強の神とは

この世には色々な神話があり、さらにその中に色々な神がいます。随分と神が乱立しているこの世ですが、一体どの神が一番強いのでしょう。

ということで、それぞれの神話における最強の神をまとめました。

ギリシャ神話最強、ゼウス

引用:http://www.greek-mythology-pantheon.com/zeus-jupiter-greek-god-king-of-the-gods-and-men/

ゼウスといえば浮気性のスケベジジイと言われることもありますが、その強さはやはりギリシャ神話の中で格別のようです。その能力は、

  • 全知全能
  • 全宇宙や天候の支配
  • 全宇宙を破壊できる雷
  • その雷ですら防げるアイギスの盾
  • この世に切れない物の無い魔法の鎌

などなど。攻撃・守備・性欲全ての能力値が高水準な、非常にオールマイティなスペックです。もう彼をスケベジジイとは呼べませんね。「ちょっとエッチ♡なナイスミドル」ぐらいにしときましょう。

属性的には雷でしょうか。やはりあらゆる天候の中でも雷は人間の考えが及ばないほど未知で高尚なものだと考えられてきたのでしょう。雷=なんかわかんねーけどちょーすげえ=神、みたいな変換が行われたのかも。そもそも雷は神鳴りとも言います。天災と神の関係を探るのも面白いですね。

北欧神話最強、オーディン

引用:Wikipedia

オーディンが司るのは「戦争」と「死」と「魔法」です。左目が疼く単語群ですね。

必中特性を持つ「神槍」グングニルを持ち、知識の泉の水を飲むために「隻眼」となり、百の「異名」を持つとされるおじいちゃんです。中学2年生を殺そうとしているとしか思えない設定。

世界を見渡すカラスのフギンとムニンに加え、8本足で陸空海どこでも駆けることができる名馬スレイプニルを従えていたそうです。途端に動物に優しいおじいちゃんという印象になりましたね。ムツゴロウさんでしょうか。

北欧神話の主神であり、その能力と神具から最強と言われることが多いようです。

エジプト神話最強、セクメト

引用:Wikipedia

エジプト神話の創造神ラーが信仰を失った人々を懲らしめるために生んだのが、復讐と破壊の女神セクメトです。「懲らしめる♡」なんてかわいい表現を使っていますが、要するに大虐殺です。恨みが強すぎる。

外見は雌ライオンの頭を持つ美しい女性の姿なのですが、人間の生き血が大好きで、殺したての人間の亡骸から生き血をすするそうです。セクメトが人間を虐殺し過ぎてラーが後悔したため、人間の血に似た真っ赤なビールを飲ませ、酔った隙に穏やかな女神バステトに変化させました。

セクメトを産んだラーがセクメトを「最強」に設定してしまったせいで殺すこともできなかったための処置だとか。産んだ子供が範馬勇次郎だったみたいなものでしょうか。

インド神話最強、ヴィシュヌ

引用:Wikipedia

インド神話では創造神ブラフマー、破壊神シヴァ、維持神ヴィシュヌが最高神と呼ばれていますが、その中でもヴィシュヌが頭一つ抜けているようです。

ヴィシュヌの逸話はこんな感じ。

  • 3歩で世界を1周できる
  • 世界ができてから終わるまでの時間は、ヴィシュヌにとってまばたき1回分の時間と等しい
  • ブラフマーとシヴァを産んだ
  • 巨大な亀となって大地を支える

他の神話と比べてスケールが異常に大きいですね。インド神にとって世界は金魚鉢のようなものなのかもしれません。

日本神話最強、タケミカヅチ

引用:http://xn--dvd-ib5hp39g.jp/postcard/god-7/

日本神話ではヤマタノオロチをぶちのめしたスサノオや闇堕ちしたイザナミが有名ですが、純粋な「武力」でいうと雷神タケミカヅチが最強でしょう。奇しくもゼウスと同じく雷を司る神です。ポケモンならでんきタイプですね。

タケミカヅチは地震と武の神でもあります。じめんタイプとかくとうタイプが追加されました。弱点は…なんだ?

水神であるタケミナカタを相撲でぶっ潰したそうです。日本神話は世界とか宇宙とかよりも身近な神秘に着目しているので派手な逸話はないですね。

クトゥルフ神話最強、アザトース

引用:wikipedia

無限無窮の宇宙の最奥、沸騰し湧き立つ原始の混沌の中心、あらゆる次元から切り離され、時間を超越した無明の閨房に坐す。ぐぐもったフルートとオーボエ、野蛮な太鼓の連打に合わせて踊り続ける蕃神に囲まれて無聊を慰め、白痴の夢を見ながら増殖と分裂を繰り返し、飛び散りながら冒涜的な言葉を吐き散らして玉座に寝そべり、齧り付く盲目白痴にして全知全能、万物の創造主、敢えてその名を口にするもののない魔王

https://dic.pixiv.net/a/%E3%82%A2%E3%82%B6%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%B9

これがアザトースの説明なのですが、語彙が難し過ぎてわけわかりませんね。簡単に言うと、アザトースは目が見えなくて知性も無いけれど宇宙の根幹となる魔王みたいな邪神です。

逸話も常軌を逸しています。

  • アザトースの思考によって世界が創造された
  • この世はアザトースの見ている夢に過ぎない
  • この世に現れたら全てが破壊される

基本的にこの世界に関与はしないものの、もし現れたとしたらこの世界は無くなるそうです。それどころか、この世はアザトースの夢に過ぎないのでほんの気まぐれでいつ世界がなくならないとも限りません。触らぬ神に祟りなしどころか、触っても無いのに全て壊すかもしれない。スケールが桁違いの神です。

あとがき

暫定的な強さでいうなら

アザトース>ヴィシュヌ>ゼウス>セクメト>オーディン>タケミカヅチ

の順番でしょうか。

主観にまみれているので、異論、提案、訴訟、お待ちしてます。

参考

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